病院長挨拶

病院長挨拶

”佐賀社会保険病院から佐賀中部病院へ”新しい門出のご挨拶

独立行政法人地域医療機能推進機構佐賀中部病院 院長 浅見昭彦

地域の皆様にご挨拶申し上げます。平成26年4月1日をもちまして社会保険病院、厚生年金病院、船員保険病院の3つの団体が1つになり、4月独立行政法人地域医療機能推進機構(JCHO、ジェイコー)に生まれ変わり、我々の佐賀社会保険病院も佐賀中部病院として生まれ変わりました。佐賀中部病院という名前の由来ですが、佐賀の中部医療圏の公的機関の一つとして重要な役割を担うべくつけさせていただきました。今回、何故経営母体および名称が変わることになったのかを簡単に説明させていただきます。社会保険病院は、主に昭和20年代に、政府管掌の健康保険の被保険者の保険診療を確保するために整備されたものですが、設置当初の目的がほぼ達成されたこと、平成14年の医療保険制度改革および平成16年の年金制度改革時において、厳しい保険財政の状況などを踏まえて、整理合理化を図ることが求められておりました。しかしながら、社会保険病院などの保有者であった社会保険庁の改革が進む一方で、昨今、地域の医師不足などを背景に、地域において急性期医療や産科・小児科などを担う医療機能の確保が困難になっている状況が深刻化しており、すでに地域に密着した病院として医療に貢献してきた社会保険病院などを何とか存続させてほしいという地域住民の強い希望もあり、平成23年6月に成立した議員立法により社会保険病院・厚生年金病院・船員保険病院の全てが独立行政法人年金・健康保険福祉施設整理機構(RFO)が保有し直接運営することとなりました。RFOは、年金福祉施設などの整理合理化を目的とした組織から、平成26年4月に地域医療機能推進機構(新機構)に改組され、地域医療に貢献しつつ安定的な病院運営を行う組織として生まれ変わったわけです。

新機構は、病院などの運営などの業務を行うことにより、いわゆる5事業(救急医療、災害医療、へき地医療、周産期医療、小児医療)、リハビリテーションその他地域において必要とされる医療および介護を提供する機能の確保を図り、もって公衆衛生の向上および住民の福祉の増進に寄与することを目的としています。改組により病院は「公設民営」から「公設公営」になるため、これまで以上に社会に対する説明責任と透明性が要求されます。

最近、地域包括ケアというキーワードがもてはやされていますが、それぞれの病院に求められる要件も機能に応じて細分化されてきています。我々の佐賀中部病院は、佐賀大学病院や医療センター好生館よりは一歩下がった立ち位置で、かかりつけの開業医の先生のところでは治療が困難であったり、より専門的な治療が必要な患者様を受け入れ、治療が落ち着いたらまたかかりつけの先生方にお返しをする、というスタンスで考えております。地域の皆様がこの地で安心して暮らしていけるよう疾病予防・治療・介護に至るまでお手伝いできるよう努力してまいりますのでどうぞ宜しくお願い申し上げます。
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